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歌詞

『訳』

DL
1 うふだぎぬ (ハヤシ)サーユイサヌ
すばなんか (ハヤシ)マタミャウミャウ ヨーホーカーラ ラヨティ
大岳の
傍らに
  
2 ざらだきぬ (ハヤシ)サーユイサヌ
なかなんが (ハヤシ)マタミャウミャウ ヨーホーカーラ ラヨティ
座羅岳の
中に
 
3 まやぬふぁーば (ハヤシ)サーユイサヌ
なしちぃき (ハヤシ)マタミャウミャウ ヨーホーカーラ ラヨティ
猫の子を
生んでおき
 
4  いちぃぬふぁーば (ハヤシ)サーユイサヌ
なしちいき (ハヤシ)マタミャウミャウ ヨーホーカーラ ラヨティ
5匹の子を
生んでおき
 
5 ななぬふぁーば (ハヤシ)サーユイサヌ
なしちいき (ハヤシ)マタミャウミャウ ヨーホーカーラ ラヨティ
7匹の子を
生んでおき
 
6 いちいぬふぁーに (ハヤシ)サーユイサヌ
かんしぃびらり (ハヤシ)マタミャウミャウ ヨーホーカーラ ラヨティ

5匹の子に(乳を)
噛みすわれ

 
7 ななぬふぁーに (ハヤシ)サーユイサヌ
かんしぃびらり (ハヤシ)マタミャウミャウ ヨーホーカーラ ラヨティ
7匹の子に(乳を)
噛みすわれ
 
8  あまぬだしぃ (ハヤシ)サーユイサヌ
ぷしゃんどぅ (ハヤシ)マタミャウミャウ ヨーホーカーラ ラヨティ
あまりの出汁(だし)の
欲しさに
 
9  
10 いちぃぬぐーば (ハヤシ)サーユイサヌ
まーりおーるけー (ハヤシ)マタミャウミャウ ヨーホーカーラ ラヨティ
五のグー(未詳、岸礁か)を回っていますうちに  
  ななぬぐーば (ハヤシ)サーユイサヌ
みぐりょーるけー (ハヤシ)マタミャウミャウ ヨーホーカーラ ラヨティ
七のグーを回っていますうちに  
  うふたくふ (ハヤシ)サーユイサヌ
あたりょーり (ハヤシ)マタミャウミャウ ヨーホーカーラ ラヨティ
大蛸に[行き]あたりまして  
  みゅーとぅたくゆ (ハヤシ)サーユイサヌ
あたりょーり (ハヤシ)マタミャウミャウ ヨーホーカーラ ラヨティ
夫婦蛸に[行き]あたりまして  
  うふしじゃに (ハヤシ)サーユイサヌ
みーしぃきらり (ハヤシ)マタミャウミャウ ヨーホーカーラ ラヨティ
大人間に見つけられ  
  ばふちぃなし (ハヤシ)サーユイサヌ
ふんたばらり (ハヤシ)マタミャウミャウ ヨーホーカーラ ラヨティ
藁綱でふん縛られ  
  いちぃぬふぁーぬ (ハヤシ)サーユイサヌ
くとぅうむい (ハヤシ)マタミャウミャウ ヨーホーカーラ ラヨティ
5匹の子のことを思い  
   ななぬふぁーぬ (ハヤシ)サーユイサヌ
くとぅうむい (ハヤシ)マタミャウミャウ ヨーホーカーラ ラヨティ
7匹の子のことを思い  
   まいぬんぼん (ハヤシ)サーユイサヌ
ぬどぅにうりぃぬ (ハヤシ)マタミャウミャウ ヨーホーカーラ ラヨティ
米の飯も喉におりない  
  いずぬしぃる (ハヤシ)サーユイサヌ
ぬどぅにうかるぬ (ハヤシ)マタミャウミャウ ヨーホーカーラ ラヨティ
魚の汁も喉におりない  

 この歌は各地で伝えられるマヤーユンタ系歌詞のひとつ。
同系の歌詞の歌意は、山の麓に住む猫が子を生んだ。母猫は子猫に乳を吸われては、浜に降りて魚を得てまた乳をやるというふうにしていた。あるとき、浜に降りて漁をしてると、士族の青年に捕らえられ、石垣にまで連れてこられ、その家に上げられる。青年はさまざまに食事を与えるのだが、子猫たちのことを思うと食物ものどからおちてはいかない、というもの。この歌はその物語の前半部にあたる。

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